以前のブログで、「個人向け国債」に対する考え方と熱意を書いてみました。
波乗りうーたんは、個人向け国債を保有していますが、初めから「最強の無リスク資産」と意識して個人向け国債を購入したわけではありません。実は、個人向け国債を購入した理由は、現金キャッシュバッグキャンペーンを行っていたからです。2018年頃はこの様なキャンペーンを行っていました。
当時は、個人向け国債の購入額に応じて、最大0.4%分の現金がキャッシュバッグされるキャンペーンを一部の金融機関は行っていました。しかも、現金のキャッシュバッグなので、税引前の金利は0.5%です。この時の個人向け国債の金利は最低保証の0.05%で、普通預金の金利が0.001%でした。購入後、1年間解約できないこと以外、特にデメリットが見当たらない個人向け国債を「これは買いだ!急げ!」と思い、早速キャンペーンを行っていた金融機関の窓口に行って購入しました。これが個人向け国債との運命的な出会いです。
とりあえず、2018年に個人向け国債を購入し、キャッシュバックの現金を受け取り、1年後に解約しました。途中解約なので、利子はペナルティーで受け取ることはできませんでしたが、元本は確保。そして、また個人向け国債を購入し、キャッシュバッグの現金を受け取る…。この様に、2018年と2019年は無リスク資産を実質0.5%で運用することができました。
この頃はまだ「つみたてNISA」が始まったばかりで、「どこの金融機関でNISA口座作ったらいいかな?」とか、「何の商品を購入しようか?」など、いろいろ準備と覚悟をしていた時期で、個人向け国債のキャッシュバッグキャンペーンでの現金ゲットは、初めて自分から積極的にリターンを狙いにいって、ある意味結果が出た事件の様な気がします。その後、SBI証券で「つみたてNISA」口座を作り、2018年の6月から本格的に資産運用をはじめました。
個人向け国債のキャンペーンで永久に無リスク資産の運用をしていこうかと思っていましたが、2020年頃にキャッシュバッグの金額が大幅に下がってしまい、それ以降はそのまま個人向け国債を保有する様になりました。ちなみに、現在の個人向け国債のキャッシュバッグキャンペーンは以下の様になっています。
以前は購入額の最大0.4%の現金がキャッシュバッグで受け取れましたが、現在は最大でも0.14%になってしまいました。このような利率だとキャッシュバッグの現金で運用するよりも、普通に金利を受け取った方がいいと思います。
債権関連の金融商品としては、債権価格に連動する金融商品(インデックスファンド)などがあります。債権価格は金利が上昇すると価格が下がる方向に動きます。しかし、個人向け国債の場合は金利が上昇すると基準利率も上がるので、適用される金利も上昇します。金利上昇局面では個人向け国債はとても有効です。
逆に、金利が下降すると、債権価格は上がる方向に動きます。しかし、個人向け国債は基準金利が下がるため、適用される金利は下がってしまいます。金利が下降する局面では、個人向け国債よりも、債権価格に連動する金融商品の方が良いかもしれません。
ただ、現状の金利はまだまだ低いです。ようやく日銀がマイナス金利を解除しようかと議論をしているところです。そのため、今後のことを考えると金利は下がるよりも上がる余地が大きいため、波乗りうーたんは債権価格に連動するような商品は今のところ検討していません。なぜなら金利が上昇すると、価値が下がってしまうからです。金利が上がり、下がる余地が生まれた時は、債権価格に連動するような金融商品を検討するかもしれません。
結局のところ、個人向け国債の元本が保証されるのはとても心強いです!金利が上がろうが、下がろうが、元本は保証されます。値動きが安定していると言われる債権価格に連動する金融商品は元本割れの可能性があります。
いろいろ書きましたが、金利の動向に関係なく元本と最低利率の0.05%を保証してくれ、流動性も悪くない個人向け国債は「最強の無リスク資産」だと思っています。
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