「個人向け国債」は、今のところ、波乗りうーたんが思う最強の「無リスク資産」だと思う。

お金の話し

資産には「無リスク資産」と、「リスク資産」があります。「無リスク資産」は元本割れのリスクが無い資産で、「リスク資産」は元本割れのある資産というくくりで分けられると思います。無リスク資産で真っ先に浮かぶのが預金だと思います。現在のメガバンクの普通預金は0.001%(2024年3月15日)です。100万円預金すると、1年で発生する利子は、なんと!10円です。1000万円で100円です。要は全く増えません。定期預金も思い浮かびますが、メガバンクの利率は1年物で年0.002%で、10年物でも0.2%です。ただし、定期預金は途中解約をすると、元本は確保されますが、当初の予定金利が受け取れません。基本的に決められた期間は資金を動かすことを前提にしていないため、資金の流動性が低いと言えます。ただ、元本が割れないという意味で、無難な無リスク資産だと思います。
上記の無リスク資産は利率が低い上、流動性が低いという問題があります。そこで、波乗りうーたんが思う最強の無リスク資産!それは「個人向け国債・変動金利型10年満期」です。現在の様な、「低金利の条件下」では最強だと思っています。
詳細は、財務省のサイトを参考にしてください。

波乗りうーたんが思う、「個人向け国債・変動10年」の大きなメリットは次の3点です。
①金利は基準金利によって変動するが、最低金利0.05%は保証してくれる。
②途中換金可能で、途中換金しても元本保証。
③金融機関が破綻した場合のペイオフ対策になる。

①に関して、現在発売(2024年3月14日)されている、「第168回・変動金利型10年満期」の利率は0.47%です。普通預金の金利0.001%と比べて470倍の金利です。100万円の個人向け国債は4700円の金利が受け取れ、1000万円では47000円の金利が受け取れます。ただ、変動金利型の利率はその時の基準金利によって利率が変わります。
波乗りうーたんは2018年頃から個人向け国債・変動10年満期を購入していますが、わりと最近まで最低保証金利の0.05%でした。0.05%でも、普通預金の金利0.001%と比べて50倍の金利です。100万円の個人向け国債は500円の金利が受け取れ、1000万円では5000円の金利が受け取れます。最近は基準金利が上がっているので、普通預金の金利と比較すると、かなり良い金利だと思います。

②に関して、個人向け国債・変動金利型10年満期は「10年」と名前が付いているので、10年間資金が固定されるイメージを持つかもしれません。しかし、実際は購入後の1年は途中解約できませんが、それ以降だったら、いつでも解約・換金ができます。ただし、直近2回分の利子がペナルティーとして受け取れません。個人向け国債は半年に1回利子が付くので、購入してから2年後に解約した場合は直近の1年分の利子がペナルティーになるイメージです。それでも1年分の利子は満額受け取れます。ペナルティーは利子を受け取れないだけなので、解約しても元本を割ることはありません。また、仮に途中解約してペナルティーとして利子を受け取れなかったとしても、直近の1年分の利子だけなので、メガバンクの定期預金の金利よりかは良い様な気がします。購入から1年後は、いつでも途中解約できるので流動性も悪くないと思います。
個人向け国債は変動10年、固定5年、固定3年の3種類がありますが、波乗りうーたんとしては変動10年がいいと思います。基本的に債権は満期の期間が長いほど利率が良いです。期間が長いほど、先行きの見通しがつかないので、その分金利が高くなります。

③に関して、預金や定期預金は金融機関が破綻した場合、ペイオフの対象になり1人1000万円までは元本が保護されます。しかし、1000万円を超えた部分に関しては、元本が戻るか分からない部分になります。しかし、個人向け国債は国が発行しているものなので、万が一金融機関が破綻しても影響は受けません。ペイオフ対策としては、預金口座を分散して、1金融機関で1000万円を超えないようにする方法もありますが、1000万円を超える部分は個人向け国債を購入する方法もペイオフ対策になると思います。

預金利率に関しては、いろいろ調べてみると、個人向け国債の利率を上回る利率の定期預金など見つけることができます。ネットバンクは比較的、高金利の定期預金を販売しています。ただし、何かしらのキャンペーンだったり、ネットバンクの口座を作ったりと、それなりに面倒です。また、お得な金利が適用される上限額が決まっていたり、ルールがあったりと少し仕組みが複雑です。そして、金利の良い金融機関を探すのも疲れます。しかし、個人向け国債ならばSBI証券などのネット証券、ゆうちょ銀行などの店舗メインの銀行でも購入できます。

個人向け国債のメリットをまとめると、こんな感じになります。
・メガバンクの金利よりも(かなり)高金利。
・元本保証で途中解約できて、流動性も悪くない。
・取り扱いのある金融機関が多く、入手が容易。
・ペイオフ対策になる。
以上、個人向け国債が最強の無リスク資産ではないか?と考えている理由です。

波乗りうーたんの記事だけでは、よく分からないこともあると思います。その場合は、近くの金融機関で聞いてみても良いと思います。ただ、金融機関の窓口は少し注意です。個人向け国債はとても良い商品だと思いますが、他の金融商品の営業を掛けられるかもしれません。波乗りうーたんも、金融機関に個人向け国債の相談に行ったら、よく分からない外貨建ての保険を勧められ、保険は丁重にお断りしました。個人向け国債は購入しました。

波乗りうーたんは今でも「無リスク資産」として、個人向け国債を保有していて、「預金する位なら、個人向け国債の方が良い」と本気で思っています。

そんな個人向け国債について、少しエピソードや、考えていることもあるので、またブログを書きたいと思います。

金利の表示は全て税引き前の数値です。実際は、税引き前の利息から約20%税金が引かれます。

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