オルカンを臨時で「買い増し」。「買い増し」の方法について考えてみました。

資産運用

先週の8月7日に、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」を少し買い増ししました。
オルカンを買い増しした理由は、シンプルに少し安くなったからです。基準価額23195円で約定しました。オルカンは7月11日に基準価額27282円の最高値をつけた後は、株安と円高の進行で、ほぼ右肩下がりで推移しています。
その影響で、波乗りうーたんのリスク資産の含み損益は6月末では+72%でしたが、7月末は+59%と、少し成績を落としています。

たまに、「安くなったら、買い増しする!」という人を見かけますが、それはかなり難しいと思っています。理由は「安くなったら」の基準が分からないのと、本当に安くなったら恐怖心が湧いてくるからです。
波乗りうーたんは2018年6月から資産運用を始めましたが、今までで一番のピンチは2020年のコロナショックです。オルカンはコロナショックで約−35%下落しました。この時、波乗りうーたんは「もっと安くなったら、オルカンを買い増ししよう!」と思いました。しかし、実際に安くなると「まだ安くなるかも…」「一番底より、二番底の方が深いらしい…」という迷い(誘惑)が出てしまい、なかなか買い増しできませんでした。また、コロナショックの様な暴落時は、メディアもSNSも悲観論一色です。暴落ということは、みんなが投げ売っている状況で、逆に買い向かうのは恐怖でした。今は「暴落したら、完全に買い場!できれば買い増したい!」となりますが、2020年当時はそこまで精神が強くありませんでした。
「安くなったら、買い増す」というのは資産運用の戦略上有効だと思っていますが、「どのくらい安くなったら買い増すのか?」という所は、自分の中で基準を作った方がいいと思っています。漠然と「安くなったら…」と思っていてもなかなか買い増せません。
波乗りうーたんはオルカンの過去の下落率を確認してみました。「最高値から約−10%は頻繁に発生。ただ、約−15%だと2018年の下げと、コロナショック位かー」ということで、−15%はまあまあ珍しいと判断しました。そして、オルカンが最高値から−15%のタイミングで一度買い増ししようと決めました。具体的には、「最高値の基準価額は27282円なので、そこから−15%の23189円付近まで下げたら、買い増ししよう」としました。
実際に基準価額が22688円まで下げたので、早速「臨時」で買い注文を出し、23195円で約定しました。
株価は歴史に残る乱高下の最中で、今後の行方は全く分かりません。もしかしたら、オルカンの基準価額もまだまだ下げて、−20%、−30%…となり、「今回の買い増しのタイミングは早かった」となるかもしれません。
逆に下げ止まり、「−15%で買い増せてラッキー」となるかもしれません。どっちに転ぶかは分かりません…。
しかし、オルカンの基準価額がまだまだ下げたとしても、毎月の定額積み立てで、オルカンを安く買えるので、「下げたら下げたで、まぁいいか」と思っています。買い増しも、少し現金に余裕があったので買い増ししましたが、余裕が無ければ別に買い増ししなくても良いと思っています。仮に−20%、−30%オルカンが下落した時に、同じ様に買い増しするか?と聞かれたら、しないかもしれません…その時のお財布事情によります(笑)。一応、「−15%で買い増ししたので、次の買い増しの基準は−20%かな」と、何となく考えています。

波乗りうーたんの資産運用は、オルカンメインのインデックスファンドの毎月定額積み立てと、夏と冬にボーナスが出たら余裕資金で一括購入という手法です。
今回の様な臨時の買い増しは、ほとんどしたことがありません。ただ、「安くなったら買い増し」というのは簡単な様で、とても難しいです。そのため、買い増す時には、ある程度の基準を設けて、その基準を下回ったら「買い増す」という方法が良いと勝手に思っています。チャートを見たり、いろいろ分析をして、「底値」が分かるならその「底値」で買い増した方が良いと思います。しかし、その「底値」が分かる人は本当にいるのでしょうか?2024年8月の初旬に起きた「日経平均株価の歴史的な乱高下」を予想できた人はいるのでしょうか?未来の株価が分かるなら、プロが運用するアクティブ型のファンドは、どうしてインデックスファンドになかなか勝てないのでしょうか?

株価は全く予想できないもので、予想するだけ時間の無駄だと思っています。そのため、インデックスファンドを毎月購入。ボーナスが出たら一括購入。自分で設けた基準値を下回って、余裕があったら買い増し。…こんな感じの「ゆるくて、適当なルール」で資産運用を続けていきます。そんな「ゆるくて、適当なルール」で資産運用をしても、十分に勝負できると思っています。

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