S&P500、年末までに23%下落予想。下落したら絶好の買い場かも。

資産運用

米国株式のS&P500とナスダック総合指数は最高値圏内で絶好調です。そんな中、S&P500が2024年の年末までに23%下落の予想を見つけました。

S&P500は2024年の年初から好調です。2024年1月2日の終値が4697ポイントで、2024年7月3日の終値が5509ポイントです。ほぼ半年で約17%プラスです。S&P500に連動するeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は好調なS&P500の相場と、歴史的な円安を追い風に、年初からほぼ半年で約31%のプラスです。円安に振れると円建ての海外資産は増えます。そのため、連動するS&P500の上昇幅よりも、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額の方が大きく上昇しました。日本はエネルギーや食料を海外に大きく頼っているので、円安に振れると輸入品の価格が上がり、物価が上がります。しかし、円建ての海外資産は、円安になると価値が上がるので円安リスクやインフレ対策に、この様な資産を持つと、自分の資産を守ることに繋がると考えています。

S&P500の平均リターンは6〜8%程度と言われているので、半年で17%の上げということは、「たった半年で、しかも平均の倍以上のリターン」というある異次元の成績をあげたことになります。

特に根拠はありませんが、あまりにも調子が良すぎるので、報道の様に年末にかけて23%の下落は十分にありえると思っています。仮に23%の下落が起きて、S&P500が4200ポイントまで下がったとしても、年初の4697ポイントと比較すればマイナス10%程度です。

波乗りうーたんはS&P500に連動するファンドは保有していませんが、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」を保有しています。オルカンの中身は約60%が米国株なので、S&P500が打撃を受ければ、オルカンも打撃を受けます。さらに、現在は1ドル161円台と歴史的な円安ですが、S&P500の下落と円高が重なれば、株価の下落と為替損のダブルパンチでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)やオルカンは、もっと下げる(マイナス30%とか、マイナス40%)かもしれません。株価の調子が良い時こそ、株価の急落・暴落局面のことを想定しておいた方が良いと思います。

波乗りうーたんとしては、元本ベースで考えれば「リスク資産が半分になっても大丈夫」だと思っているので、仮にオルカンが急落しても淡々と積み立て投資し、余裕があれば買い増したいと思っています。

一番良くないと思うのは、悪い予想に反応して「下がったら買おう!」と思うことだと思います。そもそも「S&P500が年末にかけて23%下落」という予想自体が外れるかもしれません。2020年の3月に起きた「コロナショック」とそこからの急速な回復、現在の歴史的な円安、EVブームや半導体・AIブーム…などなど、事件やブームは頻繁に起こっていますが、「事前に、しかも正確に」予想できた専門家やアナリストいたでしょうか(波乗りうーたんは知りません)?
「下がったら買おう!」と思っていても、実際にはさらに上がっていく可能性もあるわけで、その場合はただの「機会損失」になります。また、いくら「下がったら買おう!」と思っていても、実際に相場が急落・暴落すると買うのが怖くなります…(コロナショックで経験済み)。逆に売って逃げたくなります(コロナショックで経験済み。今思えば当時売らなくて良かった!)。

すでに積み立て投資をしている場合も、これから始める場合も「下がったら安く仕込めてラッキー!上がったら自分の資産が増えてラッキー!」位の感じで、積み立て投資から始めるのがいいと思います。その後に、一括投資などの投資方法を考えてみても遅くないと思います。
波乗りうーたんは毎月積み立て投資し、夏と冬の一時金(ボーナス)の余裕資金で一括購入、という積み立て投資と一括投資の組み合わせが良いと思っています。とてもありがたいことに、2024年6月に夏の一時金(ボーナス)が支給されたので、生活防衛費を確認しオルカンを一括購入しました。冬も一時金が支給されたら、同様に余裕資金をオルカンメインでファンドを一括購入したいと思っています。

積み立て投資だけがいいのか?一括投資がいいのか?積み立て投資と、一括投資を組み合わせるか?その辺りの判断は個人の考え方次第だと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました