株価の乱高下で、主要ファンドを中心に1000億円超えの資金流出があったそうです。

資産運用

2024年8月初旬、株価の下落と円高の影響で日経平均株価は歴史的な乱高下をしました。特に日経平均株価は史上2位の下落率を記録した後に、史上4位の上昇率を記録するなど大荒れでした。

日経平均株価だけでなく、米国株式のNYダウ平均やS&P500も元気がありません。eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額も下げています。その影響もあってか、2024年8月7日は投資信託から顕著な資金の流出が見られた、という報道を見つけました。

また、純資産総額の大きい主要ファンドの8月7日の資金動向をみると、残高上位25位まで全てのファンドで資金流出したそうです。eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」で78億円、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)で226億円の資金が流出したことも記事に書かれていました。記事では、2024年1月4日から8月7日までの日々の資金動向を調べたところ、資金流出になったのはわずか3回(4月5日、7月8日、8月7日)だけで、1000億円以上の流出は2024年では初めてのことだったそうです。最近の株式相場や為替相場の乱高下を受けて、投資家が保有していた投信をあわてて売却に動いた可能性がある。と指摘しています。
確かにオルカンもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)も2024年8月6日に最高値から約−18%の下げを記録しています。それに加えて、日経平均株価の歴史的な乱高下、メディアやSNSのショッキングな報道で、怖くなって売却してしまった投資家もいると思います。しかし、2024年8月15日現在で、オルカンもS&P500も最高値から約−10%位の所まで値を戻しています。日経平均株価も歴史的な暴落から、それなりに値を戻していて、「安値で売っちまった…」と後悔している投資家も多いと思います。
株で資産運用をしている以上、このような急落・暴落局面には必ず出会うもので、その様な局面では絶対に売ってはダメだと思っています。過去のデータを見てみれば、その様な局面こそが「稲妻が輝く瞬間」で、その稲妻を逃してしまうと、一気にリターンが落ちてしまうことが示されています。波乗りうーたんは2018年の6月から資産運用をしています。コロナショックや、ロシアのウクライナ侵攻、米中貿易戦争、などなど、それなりに下落相場を経験していますが、そこで買ったオルカンメインのインデックスファンドは現在のリスク資産の含み損益を牽引しています。
そのため、波乗りうーたんは今回の下落相場では、完全な買い時だと思いました。実際、オルカンが最高値から−15%下げた段階で、余裕資金があったのでオルカンを買い増ししています。

今後、さらに株価は下がるかもしれませんが、仮にそうなったとしたら「完全な買い場到来!バーゲンセールだ!」となると思います。また、考え方によっては、今回の下げ相場でオルカンを売却してくれた人のおかげでオルカンはさらに安くなり、その安くなったオルカンを購入することで、オルカンの値が戻った時に大きな利益が生まれます。と言うことは、今回の下げ相場で売ってしまった人は、「長期投資家」の養分になっただけ…とも言えると思います。

現在の総理大臣の岸田総理が、次期総裁選に出馬しないことが明らかになったため、日本の総理大臣が岸田総理から変わることが確実になりました。また、アメリカの大統領選挙もこれから行われます。そして、中東情勢も不安定なため、株価はさらに大きな暴落が起こるかもしれません。
また、日銀の金融政策も利上げが示唆され、米国ではインフレの鎮静化と景気の減速で利下げが検討されているそうです。日米の金利差が縮小したら、「歴史的な円安」から円高方向に為替が振れるかもしれません。株価も為替も今後どうなるか全く分かりませんが、波乗りうーたんは淡々とオルカンメインのインデックスファンドを購入していきます。

インデックス投資は「上がれば自分の資産が増えて最高!下がれば安く仕込めて最高!どっちに転んでも結局最高!」という投資手法だと思っています。
では「リスク資産はいつ売るか?」…それはお金が必要な時が来れば、リスク資産を売って現金化します。その時が来るまでは絶対に売りません。波乗りうーたんとしては「株価が下がったから売却。ファンドの基準価額が下がったから売却」という選択肢は完全に無しです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました