日銀、保有ETFの含み益34兆円!長期投資のお手本かもしれません。

資産運用

日経新聞が、日銀が保有する上場投資信託(ETF)の含み益が、2月末時点で約34兆円に膨らんだことを報じています。

時価が71兆円ということは、元本が37兆円で、含み益が34兆円ということだと思います。日銀が日経平均やTOPIXのETFをの買い入れを行ったきっかけは、「金融緩和の一環」です。日銀がETFを購入した経緯や買い入れ額の推移など、nextfundsの記事に詳しく書かれていたので、紹介します。

詳しい事情はド素人の波乗りうーたんでは分かりませんが、日銀は日本株ETFを決して儲けようと思って買い入れたわけではないと思います。ただ金融政策の一環として、淡々と買っていた結果だと思います。そのような経緯で日銀が保有することになったETFが、最近の日本株の爆上げによって、14年で元本の約2倍の時価になった、というのはとても面白いです。日本株は日本人の投資家でも「積極的に買うぜー!!」的な人気はなく、さほど期待されていなかった様な気がします。むしろ、人口減少、少子高齢化、成長分野はさほど無し、よってオワコンの様な評価をしていたメディアや評論家も多かったと思います。しかし、日銀が買い入れた日本株ETFの運用成績を下回っているアクティブファンドや、個人投資家は結構いるんじゃないか…と勝手に想像しています。

日銀が保有するETFが増えた要因として、日経新聞は、ETFによる銘柄分散と投資タイミング分散のおかげと書いてありました。波乗りうーたんとしては、売らずにひたすら置いておいたことも、含み益に大きな影響を与えたと思います。現にnextfundsの記事には、買い入れた記載はありますが、売った記載はありません。人気のない日本株でも「15年くらいコツコツ買って、置いておいたら、勝手に増えた」というのは、インデックスファンドやインデックスETFを用いた積み立て投資そのものの様な気がします。むしろ、お手本ではないかと思います。

日銀が日本株ETFを買い入れる様な金融政策は常に賛否を含め、議論を巻き起こしてきました。日銀のETF買い入れの政策は「金融緩和」なので、日銀がETFを買い取り、資金を市場に入れるというのが目的だと思います。この時のETF買い取りの原資が国債なのか、税金なのか、ド素人の波乗りうーたんには分かりません。
ただ、運用に関して言えば、14年で元本に対して約2倍の時価になりました。決して注目されていたわけではない日本株でも、購入して長い期間放置しておくだけで増えたという事実は、インデックス投資を実践してる投資家にとって、参考になる事案ではないかと思います。

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