2024年4月末時点のリスク資産の運用成績を確認してみました。口座と保有ファンドは以下の通りです。
●SBI証券(特定口座+NISA口座)
・eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
・EXE-iグローバルサウスファンド
●SBI証券(旧NISA口座)
・eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本)
・三井住友・つみたてNISA・日本株インデックスファンド
つみたてNISAを始めた頃、オルカンの存在をよく理解していなかったので、eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本)を90％、三井住友日本株インデックスファンドを10%の割合で購入しています。オルカンの存在を理解してからも、なんとなく変更が面倒で、そのまま放置してしまいました。今後も放置します。
●企業型確定拠出年金
・ほぼオルカン
※オルカンの比率を参考に以下の3つの投資信託を購入しています。
・DIAM国内株式インデックスファンド
・インデックスファンド海外株式ヘッジなし
・インデックスファンド海外新興国株式
含み損益：＋59% (2024年4月30日) → 元本を100とすると159になりました。
2024年の含み損益の推移は下のグラフの様になっています。
SBI証券の旧NISA口座と企業型確定拠出年金は、ほぼeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と考えています。その上で以下のようなバランスになる様に目指しています。
・eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)：90％～85％
・EXE-iグローバルサウスファンド：10％～15％
【株価】
2024年4月は、日経平均株価や米国株式の指数は3月ほどの勢いはありませんでした。特に、日経平均株価は前日比－2％の日もあったりと、少し荒い値動きでした。4月30日の日経平均の終値は38274円と3月の最高値40888円から－6％の水準です。ただ、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」の基準価額は最高値24470を記録しました。EXE-iグローバルサウスファンドの基準価額も最高値を記録していて、これらは円安の影響が考えられます。株価とは少し違いますが、2024年4月はゴールドの価格も過去最高値を記録しました。
【為替】
円安はさらに進んで一時1ドル160円をつける日もありました。その後、日銀の為替介入があったのか、無かったのかは分かりませんが、一時1ドル155円まで円高に振れる時もありました。依然として34年振りの円安です。また、米国の金利引き下げ観測が大幅に後退し、日米の金利差が縮小しない状況です。そのため、しばらく円安水準が続くかもしれません。ただ、為替の行方は全く分かりません。2011年には1ドル75円台の「歴史的な円高」を記録しました。そのため、逆に「歴史的な円安」を記録することもあると思っています。
【全体的な感想】
2024年4月の株価はあまり勢いは無かったですが、リスク資産の含み損益は＋59％(前月比－2％)となっています。株価の割に保有しているファンドの基準価額はなかなか好調だったので、これらは歴史的な円安の影響が考えられます。
4月はさらに円安が進みました。円安が進むと輸入品の価格が上がります。日本はエネルギーや食料の多くを輸入に頼っています。そのため円安に振れると確実に物価が上がります。物価が上がるということは現金の価値が下がります。逆に円安になると、円建ての海外資産(オルカンなど)の価値が上がります。インフレから資産を守るためには「現金以外の資産を保有すること」「インフレに強い資産を保有すること」というのが大切な気がします。
株価に関しては、まだまだ米国株の割高感や、不安定な中東情勢など、暴落やバブル崩壊を危惧する専門家もいます。しかし、暴落したら安く仕込める大チャンスだと思っています。
4月はオルカンの純資産総額が3兆円、eMAXIS Slim米国株式(S＆P500)の純資産総額が4兆円を超え、さらに純資産総額の増えるペースが速くなっています。純資産総額は、例えば10人が10万円をある投資信託を購入した場合、投資信託の純資産総額は10×10万円で100万円になります。さらに株価が上がり投資信託の価値が120万円になったら、純資産総額は120万円になります。そのため、資金の流入と株価の変化が純資産総額に影響を与えます。資金の流入に関しては、2024年から始まった新NISAの影響を、株価の変化に関しては円安の影響を受けていると思います。2024年から始まった新NISAは資産運用を行う上で、とても良い制度なので、今後もますます普及していくと思います。
今後も淡々とeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」をメインにした積み立て投資を継続します。
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