インデックスファンドのデメリットを考えてみました。しかし、メリット≫デメリットだと思っています。

資産運用

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」はMSCI ACWIに連動するインデックスファンドです。また。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は米国株式のS&P500に連動するインデックスファンドです。このように特定の指数(インデックス)に連動するファンドがインデックスファンドです。
日経平均株価や、TOPIX、NYダウ平均株価に連動するインデックスファンドも各社から発売されています。
インデックスファンドを用いた資産運用のメリットは以下の様に考えています。

①購入するタイミングを考えずに購入し、放置するだけで資産が増える可能性が高い(購入の仕方は一括が有利だけど、積み立てでも良い)。

②銘柄の選定をしなくても自動で銘柄と比率を調整してくれる。

以上の様に考えています。逆にインデックスファンドにはデメリットもあります。そのデメリットを考えられるだけ挙げてみました。

①リターンが小さく、なかなか増えない。
インデックスファンドのリターンはあまり大きくありません。せいぜい年利で7〜8%。波乗りうーたんとしては年利5%で上出来だと思っています。2024年の1月から5月末だと、オルカンもS&P500も20%以上上がっていますが、これは異常です。以前、米国の半導体メーカーのNVIDIA(エヌビディア)の株価が10年で、190倍になったことをブログにしましたが、インデックスファンドでは、こういうことは絶対に起こりません。

年利5%というと、元本が10000円だと1年後に10500円です。500円しか増えません。しかし、元本が1000万円だと50万円、元本が1億円なら500万円増えます。リターンは小さいですが、元本が大きくなれば年利5%でも破壊力は抜群です。そのため「リターンが小さく、なかなか増えない」ことへの対抗策は、元本を大きくすることだと思っています。元本を大きくすればリターンは小さくても、それなりに資産は増えます。毎月、少額からでも積み立て投資をしたり、余裕資金でインデックスファンドを一括購入して放置することで、小さなリターンを積み重ね、そして複利の力で元本を大きくしていくしかない、と考えています。

インデックスファンドはリターンが小さく、複利の力で元本を大きくしていくため、どうしても効果を実感するまでに時間がかかります。

②同じ投資対象なのに、商品によって手数料が異なる。
波乗りうーたんがメインで購入しているファンドは、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」です。オルカンの手数料は0.0572%です。そして、オルカンはMSCI ACWIに連動するインデックスファンドです。MSCI ACWIに連動するインデックスファンドは他にもあります。商品の1例と、手数料は以下の通りです。
・たわらノーロード 全世界株式(0.1133%)
・Smart-iSelect 全世界株式インデックス(0.1144%)
・つみたて全世界株式(0.198%)

この様に、全く同じ投資対象にも関わらず、手数料は商品によって異なります。特に「オルカン」と、「つみたて全世界株式」は同じ三菱UFJ系列から発売されています。「どうせなら、一緒にしてよー」と思ってしまいますが、そこは仕方のないところだと思っています。この現象はオルカンの様にMSCI ACWIに連動するファンドだけでなく、S&P500に連動するインデックスファンドも同様で、商品によって手数料が異なります。
金融庁が発表している新NISAの「つみたて投資枠」の商品でも、同じ投資対象の商品で、手数料がそれなりに高いインデックスファンドが含まれているので注意が必要です。どうせ同じ投資対象ならば、手数料は低いほど有利なので、商品を選ぶ際は手数料のことも考えた方がいいと思います。

その点、eMAXIS Slimシリーズは他の会社が手数料の低い商品を発売した場合は、それに追随することを「売り」にしています。これまでにオルカンの信託報酬を0.1133%から0.0572%に引き下げたりと実績もあります。そのため、信託報酬の安い商品をあれこれ探すよりも「とりあえず、eMAXIS Slimシリーズ買っとけば、信託報酬は最安でしょ。もしくは最安にしてくれるでしょ。」という「安心感」があります(未来のことは分かりませんが、現状では安心感があります。)。純資産総額が、他のファンドと比べて桁違いに大きい理由は、手数料が最安レベルなのと投資家の安心感の部分も大きいと思っています。

インデックスファンドのデメリットを考えられるだけ挙げてみました。このようなデメリットに対抗するためには、「なるべく早く、手数料の安いインデックスファンドを用いた投資を始めて、ひたすら買い続けること」だと思っています。ひたすらインデックスファンドを若い時から買い続ければ、「小さいリターン」でも複利の効果を活かすことで、元本が増え「小さいリターン」でも資産が増えたことを実感できるはずです。

インデックスファンドのデメリットを挙げてみましたが、現状ではデメリットよりも、先ほどのメリットの方が大きいと思っています。特にプロが運用するアクティブファンドがインデックスファンドになかなか勝てないデータを見るたびに、自分で銘柄を選んで運用したところでインデックスファンドに勝てる気が全くしません。

そして、何より「買って放置するだけで、リターンが小さいながらも資産が増える可能性がある」というシンプルで、単純で簡単な方法が波乗りうーたんの投資手法に合っています。
淡々とオルカンメインのインデックスファンドを購入、そしで、ひたすら放置を繰り返し、複利の効果に期待するというのが、現状最も最善な投資手法だと波乗りうーたんは考えています。

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