『「稲妻が走る瞬間」は当てるより、待ち受けるのが正解』。本当にそう思います。

資産運用

先日の日経新聞に「投資の心得」についての記事が載っていました。

インデックスファンドについて書かれた名著である、「ウォール街のランダム・ウォーカー」と、「敗者のゲーム」の重要なポイントが記事に凝縮されています。波乗りうーたんは上記の著作を何回も読みましたが、この記事もとても勉強になります。

運用のプロでもインデックスに勝てる確率は低いです。そのため、全世界株式型やS&P500型のインデックスファンドを長期で運用し、世界経済の発展に伴う株価の上昇に期待する方法が、簡単で再現性の高い手法だと思い、実行しています。
日経平均株価が史上最高値を記録したことで、日本株に関心が集まり金融機関に株式についての問い合わせが増えているそうです。
株価が上がると、これからも上がる様な気がして興味が湧くこともあるかと思いますが、株価が上がっているということは高値掴みをしてしまうかもしれません。また、株価が上がったことで、保有する株式の価値が上がり利益を確定する動きも考えられますが、今後も株価が上昇した場合、売却してしまうと儲け損ねることになります。
インデックスファンドの積み立て投資ならば、株価が高い時は株を買い控えることができ、株価が安い時は多くの株を仕込むことができます。また、運用時間を長く持つことで複利の効果も期待できます。記事の中に『「稲妻が走る瞬間」は当てるより、待ち受けるのが正解』という言葉がありました。本当にその通りだと思っています。プロでも読めない株価の行方をあれこれ考えて、株式の売買をくり返すよりも、「稲妻が走る瞬間」をひたすら待つ方法が良いと考えています
稲妻について、波乗りうーたんの実感では本当にいつ走るのか全く分かりません。前触れなく突然走ります。そんな、稲妻をピンポイントで当てることは不可能だと思っているので、今日も波乗りうーたんは、ひたすら稲妻を待ち続けています。

また、資産運用を行う上で、自分でコントロールできることはあまりないと考えています。そもそも株価の値動きは全く予想不可能だと思っているので、個人の力でコントロールすることはできません。ただ、個人でコントロールできることもあると思います。それは、
①リスク資産を購入する金額。
②なるべく手数料の低いファンドを選ぶ。
上の2点だと考えています。

①のリスク資産を購入する金額というのは、絶対に減らしたくお金(例えば、車の購入費用や、結婚資金)や、当面の生活費は現金などの無リスク資産で残した方が良いと思います。絶対に減らしたくないお金を、波乗りうーたんは「生活防衛費」と呼んでいます。波乗りうーたんにとって生活防衛費は、失業や病気で収入が途絶えても、当面の間生活できる生活費としています。その上で、余裕資金でリスク資産を購入しています。
その様な「生活防衛費」が確保できていれば、後は全てリスク資産を購入しても良いと思っています。どの位の生活防衛費が必要で、余裕資金はどの位確保できるか?この辺りは個人でコントロールできることだと思います。充分に生活防衛費を確保できていれば、リーマンショック級の暴落が起きても、リスク資産を狼狽売りすることなく、比較的心穏やかに過ごせると思います。「生活防衛費を残した上で、余裕資金で投資!」というのはとても大事な考え方だと思います。
生活防衛費や余裕資金に関しては、個人で考え方が大きく異なる部分なので、波乗りうーたんの考え方は参考程度にしてもらえれば嬉しいです。

②のなるべく手数料の低いファンドを選ぶというのは、同じ投資対象でも、商品によって手数料が異なっています。例えば、MSCI ACWIに連動しているファンドで以下の様な商品があります。どちらも新NISAの「つみたて投資枠」対象ファンドです。
・eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
・eMAXIS 全世界株式インデックス
上記のファンドは同じ投資対象で、名前も似ています。しかし、信託報酬は以下の通りです。
・eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) ⇒0.0572%
・eMAXIS 全世界株式インデックス ⇒0.66%
このように、大きな差が生まれています。同じ投資対象ならば、手数料が安いファンドの方が良いに決まっています。「つみたて投資枠」のファンドは金融庁のフィルターに通った優良なファンドが多いですが、購入する前に様々なサイトで手数料の比較をした方が良いと思います。どの商品を買うか?ということも、個人でコントロールできます。

波乗りうーたんの投資手法をまとめると、
1.生活防衛費を確保。
2.全体のリスク資産の購入額を決める。
3.手数料の安いインデックスファンドを購入、そして淡々と積み立て。たまに一括購入。
4.稲妻が走るのをひらすら待つ。
…以上。

とても地味で、つまらない投資方法だと思います。しかし、この方法でプロが運用する、ほとんどのアクティブファンドに勝ててしまいます。その辺りのことは、以前ブログに書いてみました。よろしければ参考にしていただけたら嬉しいです。

あくまで、波乗りうーたんの独断と偏見マシマシの考え方なので、1つの考え方として、捉えてください。

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