日経平均株価の下落幅は歴代2位。しかし、下落率は…

資産運用

2024年8月2日の日経株価はかなり下がりました。終値は35909円で、前日比−2216円、下落率は−5.8%でした。これを受けて、メディアは「ブラックマンデー以来2位の下げ幅」と、かなりショッキングな見出して報じています。

「ブラックマンデー以来2位の下げ幅」と聞いて、「この下げが歴代2番目に大きな下げで、大暴落!」と思う人もいると思います。しかし、下落率で見ると−5.8%です。確かに大きな下げであることは間違いないですが、歴代2位か?と聞かれたら、それほどのことではないと思います。実際に日経平均株価の下落率ランキングは次の通りです。

下落率で見ると−5.8%はランキングで20位にも入っていません。波乗りうーたんは下落率の−5.8%は実際に何位なのかは知りませんが、メディアが扱わない時点で大した順位ではないことは想像できます。もしも下落率も歴史的な順位が出ていれば、メディアは大々的に報道します。
最近の日経平均株価は、バブル後最高値を更新してどんどん上昇しています。そのため、株価水準が大きく異なる過去時点と「下落幅」を比べても、あまり意味はないと思います。例えば日経平均株価が20000円の時の2000円下落と、日経平均株価が40000円の時の2000円下落ならば、同じ「2000円」の下落幅でも、20000円の時の2000円下落の方が明らかにインパクトが大きいです。下落率で考えれば、

・日経平均株価が20000円の時の2000円下落
⇒10%の下落。

・日経平均株価が40000円の時の2000円下落
⇒5%の下落。

この様に、「幅」ではなく、「率」で評価しなければ、「どの位下落したのか?」が分かりにくくなってしまいます。また、今回の日経平均株価の急落で、メディアにインタビューを求められている一般の投資家も一同に暗い表情です。しかし、もしも波乗りうーたんがインタビューを求められたら、こんな感じでインタビューに応じると思います。
「日経平均株価かなり下げました。でも、こういう急落局面や混乱局面で稲妻が光ることが多いんですよ。なので、いつもと変わらずオルカンメインで積み立て投資を継続します。最近は、円高に振れているので、オルカンはさらに買い時かもしませんね。逆に買い増しのタイミングかもしれないですね。」
…カットされると思います(笑)。

波乗りうーたんは2018年6月からeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」を購入しています。オルカンは2020年にコロナショックを受けて、数ヶ月の間で一時的に約−35%下がりました。その時は、資産運用を始めたばかりの頃で、本当にとても怖かったです。「リーマンショックの再来」とも言われ、メディアも悲観的でした。しかし、波乗りうーたんはその時に、オルカンの購入を止めずに、ひたすら積み立て投資を継続しました。コロナショックで打撃を受けたオルカンは、なんだかんだで一気に値を戻し、あっという間にコロナ禍前の水準を上回りました。今では、当時購入したオルカンが含み益を牽引しています。
それ以外でもウクライナへのロシア侵攻、米中貿易戦争、よく理由の分からない下落など、−10%程度の下落は何度も経験していますが、その時に購入したオルカンは例外なく含み益の牽引役となっています。

今回の下落が一時的なのか、何年も続くのか、過去最悪の経済危機を迎えるのか、全く分かりませんが、ひたすらオルカンメインの積み立て投資を継続して、「稲妻が輝く瞬間」を待ちたいと思います。

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