2024年5月の投信運用は株式型がすべてプラスに。

資産運用

5月の投資信託の運用成績で、株式型の投信の運用がすべてプラスだったことを報じています。

国内株式、先進国株式、新興国株式など、投資対象を分類別に分けて成績を確認すると、15分類のうち12分類がプラスリターンを確保したということです。5月は何度もブログでも取り上げましたが、とにかく株価が絶好調でした。

米国だけでなく、欧州の主要国や新興国の一部も過去最高値を記録しました。成績が悪かったのは国内REITと国内債券でした。記事では、国内長期金利の上昇が成績に影響を与えた可能性を指摘しています。国内REITに関しては、よく分かりませんが、国内債券に関しては長期金利上昇の影響をモロに受けると思います。
例えば金利が1%の時に、波乗りうーたんが100万円の国内債券を購入し、1年後に金利が変化しました。

①金利が1%から2%に上がった場合。
世の中では2%の国内債券が売られているのに、波乗りうーたんの国内債券の金利は1%。そのため、波乗りうーたんの持っている国内債券を欲しがる人がいない。よって、人気が下がり価値が下がる。

②金利が1%から0.5%に下がった場合。
世の中では0.5%の国内債券が売られているのに、波乗りうーたんの国内債券の金利は1%。そのため、波乗りうーたんの持っている国内債券は欲しがる人が多い。よって、人気が上がり価値が上がる。

このように国内債券は金利が上がれば価値が下がり、金利が下がると価値が上がります。最近は日銀のマイナス金利政策の解除など、金利が上がりやすい状況なので、国内債券の資産クラスはしばらく低迷するかもしれません。

債券と株式は逆の値動きを見せる「負の相関関係」にあるのが一般的と言われています。すなわち、「債券価格が上昇すると株価は下落する」、反対に「債券価格が下落すると株価は上昇する」と言われています。 景気が良いときは企業活動も活発になり株価が上昇するため、株式投資で利益を得ようと投資家の資金は株式市場に集まります。 債券市場は、景気上昇時には金融引き締め(金利引き上げ)が行われるため、債券価格が下落する傾向にあります。 また、株価が上がるとリスク選好の投資家が増えることも一因です。 逆に不景気になって株式相場が下落し始めると、金融緩和(金利引き下げ)が行われること、投資家のリスク選好度も下がることから、債券市場が活発になり債券価格は上昇します。
リスクを抑えて資産を増やしたいと考えた場合には、分散投資が有用です。例として、債券と株式に分けて運用することが考えられます。 投資対象が株式だけでは、資産は株価に合わせ激しく増減してしまいます。 そのため資産に債券を一定の割合で組み入れ、株価の値動きを抑制することができると言われています。

波乗りうーたんは、国内債券に投資するファンドは保有していませんが、「最強の無リスク資産」だと思っている「個人向け国債」を保有しています。

個人向け国債は金利上昇局面では基準金利に連動して金利が上がります。また、途中で解約しても、直近2回分の利子相当額が償還金額から差し引かれてしまいますが、元本は減りません。個人向け国債は購入後、1年間は解約できない等のデメリットはありますが、流動性もまずまずで、金利上昇局面にも強く、元本が保証されている個人向け国債はかなり良いと思っています。
波乗りうーたんは、株と債権でリスク資産のリスクを調整するのではなく、絶対に減らしたくない「生活防衛費」を現金と個人向け国債で用意し、残りをeMAXIS Slim(全世界株式)「オルカン」をメインにファンドを購入し運用しています。オルカンメインのリスク資産に関しては、「一時的に半分になっても耐えられるか?」ということを常に考えながら運用しています。もし耐えられないのならば、リスク資産の量を減らして、現金や個人向け国債の量を増やす必要があると思っていますが、今のところ、その必要はないと思っています。

6月になっても、米国株式を中心に株価は好調で、歴史的な円安も追い風に、オルカンやeMAXIS Slim米国株式(S&P500)などの外国株式のファンドの基準価額は過去最高値圏内です。調子が良い時こそリスク資産の量を確認し、仮に株価の急落・暴落が起きても落ち着いて対応できる(狼狽売りは絶対NG!なんなら買い増したい!)様に準備しておく必要性を感じています。

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