SBIアセットマネジメントが運営する「SBI・i シェアーズ・インド株式インデックスファンド」が純資産総額500億円を超えたことを報じています。
142営業日で純資産総額500億円を上回り、これはインド株式のインデックスファンドとしては最速だそうです。「SBI・i シェアーズ・インド株式インデックスファンド」は、インドの代表的な株価指数SENSEXに連動するファンドで、このファンド1つでインドの代表的な30銘柄に分散投資できます。信託報酬は0.46%とかなり低いです。
現在人気のインデックスファンドはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」やeMAXIS Slim米国株式(S＆P500)が挙げられますが、オルカンは約60%が米国株、eMAXIS Slim米国株式(S＆P500)は100％米国株となっていて、米国株が強いです。オルカンでも新興国の比率は約10%となっていて、「新興国、特に成長が期待されているインドに投資したい！」という投資家はかなりいると思います。その様な投資家にぴったりの商品だと思います。ちなみにインドインデックスファンドの中で、SENSEXに連動するファンドは「SBI・i シェアーズ・インド株式インデックスファンド」だけです。
2024年1月から運用が開始された新NISAの影響で、インドインデックスファンドへの関心が一気に高まったと思っています。その理由として、各社から発売されているインドインデックスファンドは新NISAの「成長投資枠」で購入できるため、非課税で長期に亘って運用ができるからです。
インドの株価指数はSENSEXの他にNifty50もあり、こちらはインドの代表的な50銘柄を基に計算されています。このNifty50に連動する商品は、各社から発売されています。大和アセットマネジメントからは「iFreeNEXTインド株インデックス」、楽天投信からは「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」が発売されています。特に楽天投信のインドインデックスファンドの信託報酬は0.308%で最安レベルです。
「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」の信託報酬0.308%もかなり驚きましたが、先日、auアセットマネジメントが既存の「auAM Nifty50インド株ファンド」の信託報酬を0.4675%から0.297％に引き下げることを発表しました。この発表にも正直ビックリしました。
今のところ、インドインデックスファンドの中では「auAM Nifty50インド株ファンド」の信託報酬が最安になる予定です。
NIFTY50とSENSEXを比較すると、NIFTY50は50銘柄、SENSEXは30銘柄から構成されているので、NIFTY50の方が組入銘柄が多いです。そのため、より分散が効いていると思われるので、波乗りうーたんはとしてはインドのインデックスファンドを購入するなら、NIFTY50に連動するインデックスファンドがいいかなーと思います。とは言っても、NIFTY50とSENSEXは同じような値動きをしているので、正直どちらでも良い様な気もしています。
2023年の3月に、「iFreeNEXTインド株インデックス」が発表されてから、各社からインドインデックスファンドが発売されています。それまではインドのファンドを購入しようと思ったら、信託報酬が1%を超えるようなアクティブファンドしかなかったように思います。また、上記の「iFreeNEXTインド株インデックス」も発売当初は信託報酬が0.781%でしたが、0.473%まで引き下げられました。たった約1年の間でインドインデックスファンドの信託報酬がビックリする位に下がり、インドへの投資の幅が大きく広がりました。
インドは、生産年齢人口（15歳以上65歳未満）が先進国の約8億人に対し、9.6億人（2022年）と先進国の合計を超えています。また、順調に経済成長していて、MSCI ACWIの中のインド株の割合が過去最高になったことも話題になりました。
ただ、インド株式は分類上、新興国のカテゴリーに位置しています。海外からの投資に対して規制があったり、地政学的なリスクもあります(実際に、隣国の中国とパキスタンとの間で領土問題を抱えているようです)。そのため、インドに投資する場合は、インドに全振りの投資ではなく、全世界株式や米国株式にプラスして購入した方が良いと思います。
波乗りうーたんもインド株にはとても期待しています。そのため、インド株が約23%含まれる「EXE-iグローバルサウスファンド」をeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」に加えて購入しています。オルカンとグローバルサウスファンドを通してインド株を、そして、世界中の企業を応援します！
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