オルカンの基準価額25000超え。約5年7ヶ月で2.5倍に成長。

資産運用

先日、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」の基準価額が25000を超えました。2024年6月7日現在も最高値圏内で、オルカンを購入している人で損をしている人はほとんどのいないレベルです。オルカンの設定日は2018年10月31日なので、約5年7ヶ月で2.5倍に成長しています。設定から年利10%以上の成績で、正直なところ出来過ぎです。
波乗りうーたんは2018年6月から資産運用を本格的に始めていますが、その当時から様々な雑音を聞いてきました。雑音の例は以下の通りです。

・「米国株は割高だから、今は資産運用を始めない方がいい。」(資産運用を始めた2018年6月以降、米国株式の主要3指数は史上最高値を何度も更新。)

・「米国株は割高だから、そのうちリーマンショック級の暴落がくる。」(コロナ禍で一時急落しましたが、約半年で回復。その後、米国株式の主要3指数は史上最高値を何度も更新。)

・コロナ禍では「株価急落後は二番底が来て、さらに株価が下がるから、そこで買った方がいい」(結局、二番底らしい二番底は来ませんでした。)

・円安状況下では、「円安では海外資産は高くなるから、オルカンは高値掴みになる。歴史的な円安はそのうち解消するから、円高に振れてから買った方がいい」(歴史的な円安はさらに進行。未だ円安の状態…)

などなど、いろいろありましたが、結局のところ「何も考えずにひたすらオルカンを購入、そして放置」という超シンプルな手法が最も有効だった様な気がします。そして、経済アナリストや評論家の株価予想や為替の予想の的中率の低さにびっくりしました。本当に当たりません。
オルカンの好調の原因は、株高と円安の影響が大きいと思っています。円安に振れると輸入品の値段が上がることで、物価が上がり、現金の価値は目減りします。しかし、オルカンなどの円建ての海外資産は円安に振れると価値が上がります。資産運用、インフレ対策にはオルカンなどの資産はかなり有効だと考えています。オルカンは年初からの成績でも+20%を超えています。通常、インデックスファンドの利回りは年率7〜8%位なので、気味が悪いくらいに絶好調です。
少しデータよりも厳しめに考えて、年利5%位で運用できたら上出来だと考えれば、逆にここから-15%位の下落が起きても、波乗りうーたんとしては「まぁまぁ予定通り」です。調整局面が訪れるのか、ここからさらに基準価額が上がるのかは予想できませんが、調子の良い時こそ、生活防衛費は足りているか?調整局面は耐えられるか?ということを確認することは大切なことだと思います。
また、仮に調整局面、暴落が起きたとしても、毎月オルカンを積み立て投資をしている場合、安く仕込める「バーゲンセール到来!」です。仕込み時なので「稲妻が光る瞬間」を期待して、ファンドの購入を続けた方が良いと思います。

インデックスファンドの積み立て投資の良いところの1つとして、「株価が上がれば自分の資産が増えて最高です!株価が下がれば、安く仕込めて最高です!」という、株価が上がっても下がっても、どっちに振れても「最高です!」と思えるところだと思っています。
また、最近では米国の半導体メーカーのNVIDIA(エヌビディア)の時価総額がApple(アップル)を抜き、世界第2位になったことが報じられました。

エヌビディアの成長については、ブログでも以前取り上げていました。

オルカンの基になっているMSCI ACWIは、年に4回銘柄変更が行われます。銘柄の変更時は時価総額加重平均で、銘柄と割合が算出されています。時価総額を投資家による評価と考えると、成長している銘柄や、評価されている銘柄の比率は自動的に上がります。対して評価が低くなってしまった銘柄の比率は低く調整されます。
そのため、オルカンの中身は、常に時代に合った最新の状態になる様に、自動で中身を調整してくれます。おそらく次の銘柄変更の際にはエヌビディアの比率が上がると思います。また、オルカンを保有するだけで、エヌビディアだけでなく世界47の国と地域の約3000銘柄のスーパー企業に分散投資することができ、新しい産業や急成長の国が現れても、利益のとりこぼしを防ぐことができます。
相場が上がっても、下がっても「最高」で、銘柄変更も自動で行ってくれ、信託報酬も0.0572%と超格安。
基準価額が25000を超えたオルカンですが、世界経済が成長する限り右肩上がりに上がっていくと思います。基準価額25000は、ただの通過点です。

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