eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」の純資産総額が3兆円を超える。

資産運用

オルカンの純資産総額が3兆円を超えたことを報じています。

オルカンの純資産総額のざっくりとした推移は以下の様になっています。

設定(2018年10月31日)〜1兆円: 約4年半(54ヶ月)
1兆円〜2兆円:約9ヶ月
2兆円〜3兆円:約4ヶ月

このように、びっくりする位の加速度で純資産総額が増加しています。純資産総額は、例えば10人が10万円をある投資信託を購入した場合、投資信託の純資産総額は10×10万円で100万円になります。さらに株価が上がり投資信託の価値が120万円になったら、純資産総額は120万円になります。そのため、資金の流入と株価の変化が純資産総額に影響を与えます。今回はその両方にプラスの影響が働き、純資産総額が上昇したと考えられます。また、オルカンの投資対象は外国株がメインなので、歴史的な円安も純資産総額の伸びに貢献していると思います(円建ての海外株は円安に振れるだけで価値が増えます。)。また、資金の流入に関しては2024年1月から運用が始まった新NISAの影響も大きいと思います。新NISAでは「成長投資枠」の240万円の枠を一括で埋めることができるため、1月に240万円の枠を一括でオルカンを購入した投資家も多いと思います。そのため、今後は純資産総額の伸びも少し落ち着いてくる様な気もしています。
eMAXIS Slimシリーズは先日、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が純資産総額4兆円を越えています。月間の販売ランキングでも、常にeMAXIS Slim米国株式(S&P500)とオルカンが1位、2位を取り合っていて、純資産総額のランキングでも1位、2位を取っています。純資産総額ランキング3位以下の商品と比較すると、資金流入額は圧倒的に多いです。

eMAXIS Slimシリーズが人気の理由は、既に信託報酬が最安レベルで、他の会社がさらに低い信託報酬の商品を出した場合は、追随することを「売り」にしていることだと思います。

直近では、2023年8月にオルカンの信託報酬を0.11330%から0.05765%に引き下げています。そのため、信託報酬の安い商品をあれこれ探すよりも、「とりあえず、eMAXIS Slimシリーズ買っとけば、信託報酬は最安でしょ。もしくは最安にしてくれるでしょ。」という「安心感」が他の商品にはない大きな魅力です。その安心感から、投資家がさらにeMAXIS Slimシリーズを購入し、純資産総額がさらに伸びるという循環が産まれている様に思います。
また、オルカンの基準価額は23884(2024年4月15日現在)です。設定は10000だったので、約5年6ヶ月(66ヶ月)で約2.4倍に価値が増えています(仮に、設定日に100万円買っていたら、約240万円になってます)。年利計算で10%以上の成績を出しているので、何も考えずにオルカンを買っているだけで、この位の成績を出せていることになります。値上がりしそうな銘柄を売ったり、買ったり、チャートを見たり、四季報で企業を研究することなく、何も考えずに淡々と買い続けるだけで、この成績なら十分満足です。ちなみに波乗りうーたんはチャートも分からないし、四季報を読んでも、内容はよく分かりません。チャートを見たり、企業研究する時間があるなら、他のことに時間を使いたい派です(笑)。2024年から新NISAの運用が始まりました。また、企業型確定拠出年金の株式比率が上昇している報道があったりと、今後さらに株式を利用した資産運用に注目が集まっていくと思います(少なくとも、下火になることはないと思います)。

オルカンは純資産総額3兆円、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は純資産総額4兆円を超えましたが、個人資産が2000兆円現金で滞留している日本市場を考えれば、ただの通過点だと思っています。

波乗りうーたんは、今後もオルカンの純資産総額の成長と基準価額の推移を、温かく見守っていきます。また、オルカンの中身は世界47の国と地域、約3000銘柄です。オルカンを購入することで、世界中の企業を応援していきたいです。そして、世界中の企業が産み出した「利益のおこぼれ」をいただこうと思っています。

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