SBI証券の2024年3月度、投信販売金額ランキング。インデックス型投信で初の4兆円ファンド誕生。

資産運用

SBI証券が2024年3月度の投資信託の販売金額ランキングを発表しています。


引用元
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/

1位はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」でした。純資産総額も約2.9兆円と、3兆円目前となっています(すでに3兆円に到達しているかもしれません…)。

2位はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)で、こちらのファンドはインデックス連動型のファンドで初の純資産総額4兆円を超えました。2023年12月末に純資産総額3兆円を越えてから、3ヶ月程でさらに1兆円の上積みです。以前、純資産総額が3兆円を超えた時に、ブログで紹介しています。

純資産総額は、例えば10人が10万円をある投資信託を購入した場合、投資信託の純資産総額は10×10万円で100万円になります。さらに株価が上がり投資信託の価値が120万円になったら、純資産総額は120万円になります。そのため、資金の流入と株価の変化が純資産総額に影響を与えます。今回はその両方にプラスの影響が働き、純資産総額が上昇したと考えられます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の設定日は2018年7月3日です。そこから約5年6ヶ月(66ヶ月)で純資産総額3兆円。そこからわずか3ヶ月で4兆円。2024年から始まった「新NISA」によって、非課税枠が大きくなった関係で、買い入れ額を大きくした投資家の影響を大きく受けていると思います。

3位のSBI・V・S&P500インデックスファンドは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と同じ投資先ですが、販売会社が違います。ファンドは同じ投資先でも、販売会社によって手数料が違ったりするので、同じ投資先に投資するファンドならば、手数料が少しでも低いファンドを選ぶべきだと思います。ちなみにS&P500に投資するなら、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)もSBI・V・S&P500インデックスファンドも手数料最安レベルなので、どちらか購入すれば問題ないと思います。
3月は米国株式、日本株が絶好調でした。そのためか、米国株式関連ファンドとしては、2位と3位のS&P500連動型のファンドの他に、5位と6位にFANG+指数と、ナスダック100指数に連動するファンドが入っています。

日本株関連のファンドは4位にSBI日本株4.3ブルと、8位にSBI日本高配当株式ファンド、9位にeMAXIS Slim国内株式(日経平均)が入っています。
4位のSBI日本株4.3ブルは先物取引等を利用して、基準となる指数の値動きを大幅に上回る投資成果を期待する投資信託です。4.3ブルは基準の4.3倍の値動きで動くので、最近の上昇相場の時には最高ですが、下落局面ではかなり厳しいです。下落局面では、ベア型のファンドを保有していると、指数は下落しても儲かりますが、逆に上昇相場では大きな損失を被る場合があります。どちらにしても、ブルベア型のファンドは揉み合いになると基準価額が下がる傾向があるので、相場が上がるか?下がるか?に掛けるような短期での取引に向いています。波乗りうーたんは、「何も考えず、持っているだけで増える投資方法」を好むので、このようなブルベア型のファンドは購入することはないです。詳しくは、下記のサイトを参考にしてみてください。

7位には野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)が入っていて、最近の半導体株ブームに乗ったテーマ型ファンドです。

10位はSBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンドです。このファンドはインドの主要な株価指数であるSENSEXに連動するインデックスファンドです。インドの主要な株価指数はnifty50もあり、そちらに連動するファンドも発売されています。SENSEXはインドを代表する30銘柄に対して、nifty50は50銘柄で構成されているので、より分散を効かせたい場合はnifty50に連動するインデックスファンドの方が良いかもしれません。最近では楽天投信から信託報酬が最安レベルのnifty50に連動するインデックスファンドが発売されていて、各社共インドのインデックスファンドへの情熱は熱いと思います。

波乗りうーたんも人口規模がとても大きく、これからも増えていくこと、そして人口ボーナスを迎えること、世界中の企業がインドでの製造拠点を計画していることなどから、インド株に興味を持っています。また、様々な種類の資源を豊富に保有し、経済成長が期待されているグローバルサウスの株も注目しています。そのため、インド株を比較的多く含む、EXE-i-グローバルサウスファンドをeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」に加えて今後も買っていこうかと思っています。

3月は米国株式のNYダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P500の主要3指数が過去最高値を記録しました。また。日経平均株価が史上最高値を記録したりと、米国株と日本株が絶好調でした。販売金額ランキングに日経平均に連動するインデックスファンドが入ってくるのは少し珍しい気がします。絶好調だと買いたくなる気持ち分かります。

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