少し古い話題ですが、日経新聞が米国でビットコインETFが初承認されたことを報じています。
今後、日本でもビットコインETFや仮想通貨ETFまたは、それらの値動きに連動する投資信託が購入できるようになるかもしれません。
記事にある通り、ETFでビットコインが買えるようになると、仮想通貨交換所に口座を開かなくても、間接的にビットコインに投資できるようになります。通常のETFと同じ様にビットコインが購入できるので、格段にハードルが低くなります。
ただ、波乗りうーたんはビットコインを含め、仮想通貨に全く興味がありません。理由は仮想通貨のことが全く分からないからです。
また、ハッキング攻撃によって暗号通貨が流出した「コインチェック事件」の様な、全く分からない事件が起こったり、仮想通貨交換大手FTXトレーディング創業者が詐欺などの容疑で実刑判決が言い渡されたりと、とにかく分からないことが多いです(勉強不足ですみません)。
ビットコインを扱っているコインチェックのサイトに以下のような記述が見られます。
株式を保有している場合、決算状況によっては配当金の支払いがあります。銘柄によって配当の有無や配当利回りは異なりますが、年利回りが数％程度ある銘柄も存在します。
株価の値上がり益以外にもインカムゲインを狙えることは、株式投資の魅力だといえます。一方、ビットコインは保有しているだけで得られる、金利のようなインカムゲインはありません。
基本的には安く買って高く売って売却益を得ることが、利益につながる仕組みになっています。ただし、仮想通貨の取引所Coincheckでは、購入したビットコインをCoincheckに貸し出すことで、ビットコインをもらえる貸暗号資産サービスを提供しています。
https://coincheck.com/ja/article/69#i1
インカムゲインがないとすれば、ゴールドや石油などのコモディティと同じ様に考えることができるかもしれません。
「株」は投資家が企業の株を買い、その資金で企業は消費者に新しい商品を販売したり、サービスを提供します。企業は利益を出し、その利益を投資家に還元します。また、利益を出した企業は市場で評価され、株価の上昇に繋がると考えられ、結果として、投資家の利益になります。「株」は利益を生み出します。
ところが、「コモディティ」は何も生み出しません。値動きは需要と供給の影響を大きく受けるため、「コモディティ」で利益を出すためには、安く買って、高く売るという手法になってしまいます。では、安く買って、高く売ることが本当にできるのか？と言うと、波乗りうーたんの様な素人には無理です。
また、仮想通貨は値動きが大きくて、SNS上では「10年で100倍」などとても魅力的なリターンを目にすることもありますが、ハイリスク・ハイリターンで考えると、逆のリターンになってしまった多くの敗者も存在するはずで、そちらのことを考えると仮想通貨を購入したいと思いません。
一方、株は仮想通貨とは違い利益を産み、利益を株主に還元してくれます。
株が利益を産む大雑把な流れは以下の通りです。
1.資本家が株を買い、株主になる。
2.株式会社は集めた資金で、設備投資や研究開発をして、良い製品を消費者に提供する。
3.消費者が製品買ったり、サービスを利用して、お金を株式会社に支払う。
4.株式会社は売上から費用を引いて、利益を株主に還元する。
この様な流れで、基本的には企業活動が続く限り株は利益を産みます。この様に株は持ってさえいれば、利益を株主に還元してくれるので、利益のおこぼれをいただけると考えています。
波乗りうーたんは、持っているだけで、資産が増えていく様な投資手法が好きなので、その観点でも「仮想通貨は持たなくてもいいかなー」と考えています。
それに、ビットコインや仮想通貨が普及し、「仮想通貨の時代」が来たら、それらを扱う企業は評価され、株価の上昇が期待できます。世界中の企業に幅広く投資していれば、仮想通貨を取り扱っている企業にも投資しているはずです。もしも「仮想通貨の時代」が来たら、それらを扱う企業の株価が上昇し、利益を享受できます。そのため、仮想通貨を直接買う必要はないと考えています。
波乗りうーたんは、メインの投資先としてMSCI ACWIに連動するeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)「オルカン」を購入しています。オルカンは47の国と地域、約3000銘柄で構成されているので、この中に仮想通貨関連の銘柄が含まれているはずです。今後、仮想通貨関連の銘柄が急成長するようなことがあれば、自動的にMSCI ACWIのインデックスに含まれます(MSCI ACWIは年に4回組み入れ銘柄の変更があるそうです)。そのため、「基本的にオルカンを買っておけばいい。どんな時代が来ても大丈夫。乗り遅れることはない。」と思っています。
コメント